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デジタルテレビの購入意向500世帯アンケート&販売店調査を実施
65%が“液晶”テレビを希望:2010年までに購入したいメインテレビ
調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(東京・台東 梅田佳夫社長)は、デジタルテレビの購入に関する潜在ユーザアンケートと販売店調査を実施し、調査研究レポート「デジタルテレビの購入意向調査2005年版」(2005年8月発刊)にまとめた。
株式会社シード・プランニングでは、デジタルテレビの需要に関する継続的な調査を行っている。今回の2005年版では三大都市圏に在住の一般消費者500世帯へのアンケートとともに、販売店でのデジタルテレビの売れ行き状況とユーザー動向を把握するため、家電量販店等4店に対するヒアリングも行った。
本調査結果のポイントは以下の通りである。
2010年までに購入したいメインテレビは65.6%が「液晶」を希望
本調査の500サンプル(25型以上のメインテレビを所有し3年以上使用している)は、現行のメインテレビとして93.4%(467/500)がブラウン管テレビを使用しているが、今後2010年までに購入したいメインテレビを種類別にみると、「液晶」65.6%、「プラズマ」20.4%、「リアプロ」8.2%、「その他」5.8%であった。
販売店においても、2005年の年末商戦、さらに2006年以降も「液晶」を有望視している。「プラズマ」は若干減少傾向との見方もあるが、マニア層やホームシアターユーザを中心に販売に注力するところもある。「リアプロ」は店頭展示が多くないこともあり、しばらくは消費者に認知を促す段階だが、割安感のある大画面テレビとして今後に期待したい商品と位置づけられている。
スポーツイベントは、メインテレビ買い替えの追い風
購入時期別にみると、いずれの種類についても2006年(ドイツW杯)、2008年(北京五輪)、2010年(南アフリカW杯)と、スポーツイベントのある年に購入希望がそれぞれ2割以上集中しており、テレビの購入のきっかけとして、サッカーやオリンピックの威力が大きいと考えられる。
メインテレビ買い替えの優先条件の上位は「画質」「薄型」「地デジ対応」
テレビの買い替えの優先条件としては、1位「画質がよい」77.8%、2位「薄型」76.0%。次いで、3位「地デジ対応」62.8%、4位「省電力」58.6%、5位「画面が大きい」58.2%の順であった。
2008年までには全体の6割が地上デジタル放送を視聴。メインテレビには高精細を要望
メインテレビでの地上デジタル放送の視聴意向を積上げると、2008年までの視聴を予定している人が60.2%となる。一方、2台目以降のセカンドテレビでは2008年までで34.4%となる。また、メインテレビには「高精細かつ高機能なもの」を求めるとの回答は全体の26.6%。高精細への要望は高く、「高精細のみ必要」39.4%を合わせると、全体の66.0%が高精細を求めていることがわかる。
一方、セカンドテレビについては「高精細かつ高機能なもの」を求めるのは10.8%にとどまり、「放送を見ることができれば十分。高精細も高機能も不要」とする回答が61.8%となった。
地デジ対応携帯電話を「いち早く使いたい」はわずか5.2%
2006年春以降にサービス開始が予定されている地上デジタルによる1セグ放送に対応した携帯電話の使用意向は、「いち早く使いたい」が5.2%にとどまった。「しばらく様子を見てから使いたい」が49.4%で、こうした慎重派も含めれば肯定的な意向はほぼ半数、残る半数は「あまり使いたいとは思わない」「全く使いたいとは思わない」「わからない」など否定的な意向になっている。
<調査概要>
■インターネットによる潜在ユーザアンケート
- 調査対象
一般消費者500人
- 家庭でテレビを2台以上使用している(メインテレビのほかセカンドテレビを所有)
- メインテレビは25型以上のテレビを所有し、3年以上使用している
- 携帯電話で通話以外の機能も使用している
- 調査方法
- インターネットによるアンケート調査
- 調査期間
- 2005年7月
■販売店調査
- 調査対象
- 都内4店(家電量販店、オーディオ専門店ホームシアター館、カメラ量販店)
- 調査方法
- 販売店(店頭担当者)に対するヒアリング
- 調査期間
- 2005年7月
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