ホーム > プレスリリース > 2007年 > 08月21日発表
メタボリックシンドローム対策の機能性食品素材を調査
主要メタボリックシンドローム対策の機能性食品素材の市場規模は650億円!
大豆たんぱく、難消化性デキストリンなど、特定保健用食品と一般加工商品に利用可能な素材の市場規模が大きい
調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(東京・台東 梅田佳夫社長)は、メタボリックシンドローム対策用途の機能性食品素材市場の調査を実施し、調査研究レポート「機能性食品素材総合調査−メタボリックシンドローム編−」(2007年7月発刊)にまとめた。
シード・プランニングでは特定保健用食品や機能性食品について継続的に調査を行っている。今回は、医療制度改革にともなうメタボリックシンドローム対策の本格化や国民の健康意識の高まりから機能性食品が注目されているという背景のもと、メタボリックシンドローム対策の機能性食品素材について、機能性食品素材取り扱い事業者にヒアリング調査を行った。この調査レポートでは、機能性食品素材取り扱い事業者35社の取り組み状況や今後の展望を探るとともに、有望なメタボリックシンドローム対策の機能性食品素材40品目別の市場規模とメーカーシェアを明らかにした。
本調査の結果のポイントは以下のとおりである。
メタボリックシンドローム対策機能性食品素材市場は、2006年度で約650億円
本調査によれば、2006年度のメタボリックシンドローム対策機能性食品素材の国内市場は約650億円である。各素材の市場規模をみると、大豆たんぱくと難消化性デキストリンがそれぞれ約140億円で1位。次いでポリデキストロース(80億円)、大豆イソフラボン(30〜40億円)、DHA / EPA / DPA(30億円)などが続いている。
特定保健用食品素材にも一般加工食品にも利用可能な機能性食品素材の市場規模が大きい
市場規模の大きいメタボリックシンドローム対策機能性食品素材のうち、大豆たんぱくは、血清コレステロール低下、中性脂肪改善用途で特定保健用食品素材(トクホ)として利用されており、難消化性デキストリンも整腸、血糖上昇抑制、血清コレステロール低下、中性脂肪低下用途が認められている。難消化性デキストリンと同じ水溶性食物繊維のポリデキストロースは、トクホで認められた用途は整腸であるが、血糖・中性脂肪上昇抑制、脂肪吸収抑制などの研究発表が増えている。
このように、市場規模の大きいメタボリックシンドローム対策機能性食品素材は、特定保健用食品素材として利用可能であり、さらに、錠剤やカプセル状のサプリメントだけではなく、飲料や一般加工食品にも利用可能であることが特徴である。このような特徴を持つ売上10億円以上の上位13素材がメタボリックシンドローム対策機能性食品素材市場の約85%を占めている。
メタボリックシンドローム対策機能性食品素材取り扱い事業者の戦略
メタボリックシンドローム対策機能性食品素材取り扱い事業者に対して、取り組みの現状だけでなく、今後の注力分野、注力商品、メタボリックシンドローム対策の今後有望な素材についてもヒアリングを行い、各社の戦略もまとめた。
<調査概要>
- 主な調査項目
-
- 参入企業と商品
- メーカーシェア
- 市場規模と市場の動向
- メーカー/サプライヤーが取り扱うメタボリックシンドローム素材と売上動向
- メタボリックシンドローム対策で今後有望な素材
- 調査対象
-
- メタボリックシンドローム対策の機能性食品素材 40品目
- メタボリックシンドローム対策の機能性食品素材取り扱い事業者 35社
- 調査方法
- ヒアリング調査、公表資料の収集・整理
- 調査期間
- 2007年5月〜7月
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 関口