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シード・プランニングがモバイル広告市場の調査を実施
モバイル広告市場は2011年には2,500億円を突破
モバイルでのアフィリエイト広告も伸張。2007年は全体の22%に
調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(東京・台東区 梅田佳夫社長)は、モバイル広告市場の調査を実施し、調査研究レポート「2008年版モバイル広告の市場動向調査」(2008年3月31日発刊)にまとめた。
株式会社シード・プランニングではインターネット広告市場について2002年から調査を続けているが、今回、急成長しているモバイル広告について関係業者のヒアリングをもとに市場の現状について調査を行うとともに、2012年までのモバイル広告市場の予測を行った。
本調査の結果のポイントは以下の通りである。
モバイル広告市場は2011年には2,500億円を突破
今回、モバイル関連事業者25社へのヒアリング調査を踏まえシード・プランニングが算出した、モバイルアフィリエイト広告を含む2007年のモバイル広告市場は815億円であった。さらに携帯端末の高速化、動画等のサービス提供や通信事業者端末での検索機能の充実を背景として、携帯電話利用者のモバイルインターネット、モバイルeコマースの利用が浸透しつつあり、2008年のモバイル広告市場は、2007年に対して43%アップと1,000億円を超えることが推定される。その後モバイル広告市場は持続的な成長により、2011年における市場規模は2,500億円を超える規模に達すると予測した。
アフィリエイト広告も伸張。2007年は前年比84.5%アップでモバイル広告全体の22%に達す
今回の調査を踏まえシード・プランニングが算出した2007年のモバイル広告市場は815億円であったが、この中に含まれるモバイルアフィリエイト広告もモバイル広告市場の中で一定の割合を占めていることがわかった。シード・プランニングの推計では、モバイルアフィリエイト広告の割合は、2007年のモバイル広告市場全体の約22%の構成比を占めており、2006年対比で184.5%となり179億円である。
モバイル広告を含めたインターネット広告市場は、もともと費用対効果を追求する広告手法として拡大してきた。アフィリエイト広告はその要素を持つ最たる広告手法であることから、今後もモバイル広告市場全体の伸びに連動して市場が拡大していくものと想定される。
本調査においては、モバイル広告に関連する広告主業種別広告支出動向、業界内における大手広告代理店、メディアレップ各社の動向、及びモバイルメディア媒体社の広告ビジネスモデル、広告流通別市場規模についても調査報告している。
<調査概要>
- 調査内容
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【モバイル広告市場の現状分析】
- モバイル広告の定義
- モバイルインターネットの推移・動向とキャリア動向
- モバイルメディアの推移・動向
- モバイルメディア事業者の推移・動向
- モバイル広告市場の形成と推移
- モバイル広告主動向
- モバイル広告業界動向
- モバイルメディアの広告ビジネス動向
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【モバイル広告市場の将来動向】
- モバイル広告市場における新しいビジネスモデル
- フィルタリング規制の動向
- モバイル広告市場予測
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【事業者ヒアリング調査結果】
- 調査概要
- 各社個票
- 調査対象
- モバイル広告関連事業者約30社(うち25社は訪問ヒアリングを実施)
- 調査方法
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訪問・電話によるヒアリング調査
公開データの収集
シード・プランニング調査蓄積データ
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