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デジタルフォトフレームの市場動向と将来予測がまとまりました
2008年に国内市場は一気に拡大
・ 参入社数は、2007年9社が2008年には36社へ
・ 機種数も17から約5倍の88へ、製品数も18から約8倍の141に
・ 総合家電企業で参入しているのは2007年7月の三洋電機と2008年5月のソニーのみ
国内市場規模は2007年3万台4.6億円から2008年には31万台44.1億円へ
2013年には195万台193億円の市場に成長すると予測
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、デジタルフォトフレームの市場の動向調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
デジタルカメラの普及で写真の新しい楽しみ方が可能になったことから、様々な楽しむ道具が登場してきています。中でも、デジタルフォトフレームは代表的な存在といえます。
デジタルフォトフレーム市場は2008年に急速に市場が立ち上がり、普及台数は2007年の3万台から2008年には10倍以上となる31万台にまで急速に拡大し、今後は、スライドショーが可能な「写真立て」から新たな道具へと進化する可能性も見えてきました。
本調査では、デジタルフォトフレームの参入企業の参入動機や製品戦略の分析、製品の主要要素別分析・売れ筋商品分析、2013年までの市場予測を行いました。
本調査結果の詳細は、調査研究レポート「ガジェット製品におけるデジタルフォトフレームの市場動向と次世代画像ビジネスの方向性」(2009年2月25日発刊)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
2008年に市場は一気に拡大
・ 参入社数は、2007年9社が2008年には36社へ・ 機種数も17から約5倍の88へ、製品数も18から約8倍の141に
今回調査したデジタルフォトフレームへの主要参入企業は36社であった。2007年12月までに参入していた企業は9社。2008年5月にソニーが再参入したことが契機となり、以降に参入する企業が急増した。それに伴い機種数と製品数も大きく増加した。2009年1月の機種数は2007年12月の17機種から約5倍の88機種に、製品数は18製品から約8倍の141製品に増加した。
・ 総合家電企業で参入しているのは2007年7月の三洋電機と2008年5月のソニーのみ
2007年12月までに参入していた9社は一般にはなじみのうすい企業が大半であった。総合家電メーカーでは、三洋電機が2007年7月に参入。2008年5月にソニーが再参入したが、三洋電機がその約1年前から参入していたことは注目に値する。
国内市場規模は2007年3万台4.6億円から2008年には31万台44.1億円へ
2013年には195万台193億円の市場に成長すると予測
日本のデジタルフォトフレーム市場の立ち上がりは世界よりも一年遅れた。2006年の段階では数社が発売しているだけで、規模も1万台をきるレベルであった。2007年には参入するメーカーも増加、徐々に販売台数を延ばしてきた。2008年には2007年の約10倍の31万台となり、金額も44.1億円となってようやく市場と呼べるレベルに達することが出来た。デジタルフォトフレームが注目されだした絶好のタイミングでソニーが参入してきたことが市場拡大に結びついた。
【2013年までの予測】
2009年には日本も不況のあおりを受けて伸び率は大きく低下する。しかし、その後は2013年まで140%前後の伸びを維持、市場は順調に拡大していくものと予測される。2013年には台数で195万台、金額で193億円が見込まれる。平均単価は下がり続け、2008年の14,200円から2013年には1万円を切って9,900円まで低下すると予測される。
今後は大型サイズ、高画質、高付加価値、ネットワーク対応などの機種の出現も控えている。
<調査概要>
- 調査対象
-
デジタルフォトフレームを発売している、もしくは参入を計画している各分野の企業。
- カメラ関連企業 4社
- AV機器企業 3社
- メモリー関連企業 1社
- 液晶関連企業 3社
- PC周辺機器企業 2社
- 総合家電企業 2社
- その他 2社 計17社
- 調査方法
- 直接訪問取材および電話取材、オープンデータ調査
- 調査項目
-
企業概要
事業概要
参入動機と製品戦略
製品の特徴
ユーザー動向
販売実績 など - 調査期間
- 2008年12月5日〜2009年2月13日
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