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動画視聴のトレンドがまとまりました
ネットユーザーの6割弱が地デジ視聴
未視聴者の4割強は地デジ対応方法を決めていない
6割強がYouTubeの視聴経験あり
NHKオンデマンド 認知度5割 利用6%
3割が「2年後にネット視聴が増えている」
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、テレビ、パソコンなどでの動画視聴の実態を調査し、このほど、その結果をまとめました。
ブロードバンドの普及で、YouTubeやYahoo!動画、GyaOなどのパソコン向け動画サービスの利用が急速に広がりつつあります。また、NHKオンデマンドのサービスの開始、民放テレビ各局の動画視聴サービスへの参入、アクトビラの視聴可能コンテンツの拡充など、テレビとパソコンを取り巻く動画視聴環境は急激に変化し始めています。
本調査は、このように多様化する動画サービスの利用実態と、あわせて、地デジの浸透度を把握するため、ネット利用者800人に対し、2月にWebアンケートを行いました。
本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2009年版 動画視聴トレンド調査」(CD-ROM版)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
ネットユーザーの6割弱が地デジ視聴
自宅にあるテレビのうち、実際に地上デジタル放送を視聴しているテレビが何台あるかを尋ねたところ、1台視聴可能は41.5%、2台以上が15.8%と、全体の57.3%が地上デジタル放送の視聴可能であることがわかった。
(参考)
総務省の2009年1月調査では「地上デジタル放送を見ることが出来る世帯」は44.3%。
未視聴者の4割強は地デジ対応方法を決めていない
地上デジタル放送未視聴者に対して、今後の対応法を尋ねた。
アンテナを設置しての対応を想定している人が32.5%。CATV経由が10.8%、光ファイバー経由が6.1%。43%は対応方法を決めていない。
6割強がYouTubeの視聴経験あり
これまでPC向け動画配信サービスを利用したことのある人は約76%。利用サービスでは「YouTube」が最も多く62.6%の人が視聴経験がある。
放送局が提供するサービスでは、「第2日本テレビ」5.1%で最も多く、「NHKオンデマンド」4.0% (PCで利用 32人) と続く。
HKオンデマンド 認知度5割 利用6%
NHKオンデマンドの認知度は約5割に達したが利用経験者は5.9%。
利用経験者の内訳は、PCで利用が3.2%、テレビで利用が1.9%、PCとテレビで利用が0.8%。
現状ではテレビからの利用よりも、PCでの利用が多い。
3割が「2年後にネット視聴が増えている」
今から約2年後、テレビ視聴や、ビデオオンデマンドの利用について「今よりも増えている」と思うものはどれかを尋ねた。
4割以上が、2年後「録画番組の再生視聴」は増えるとし、タイムシフトは加速すると思われる。
一方、「リアルタイム集中視聴」「リアルタイムながら視聴」もそれぞれ3割以上が増えると回答しており、2年後にテレビ離れが大きく進んでいるとは予想しがたい。
<調査概要>
- 調査目的
- 2009年2月時点での地デジ浸透度、動画視聴の実態とトレンドを把握する。
- 調査項目
- テレビの保有台数/地デジを視聴しているテレビの台数/今後の地デジの視聴への対応方法(現在地デジを視聴していない場合)/NHKオンデマンドの利用状況・関心度/PC向け動画配信サービスの利用経験/気に入ったコンテンツの保存方法/テレビの新番組情報の情報源/自分が視聴する番組を見つけるために利用したい情報源/面白い番組を発見したときのアクション/番組視聴以外のテレビの利用/Wiiの利用(ネット接続状況、関心度)/アクトビラの利用(ネット接続状況、関心度)/2年後に「増えている」と思うテレビや動画の視聴形態/放送局に提供して欲しい有料のサービス(フリーアンサーで回答)
- 調査期間
- Webアンケート実施:2009年2月19日(木)〜2月22日(日)
- 調査方法
- Webアンケート
- 調査対象
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有効回答:全国の生活者(ネット利用者) 計800サンプル
20代・30代・40代・50代以上×男女(各100サンプル)
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