市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング（本社：東京都台東区　梅田佳夫社長、以下シード・プランニング）は、このほど、治験広告と疾病啓発広告の動向調査を行い、その結果を、市場調査レポート「2010年版　治験広告・疾病啓発広告の動向と今後の方向性」として取りまとめ、発刊いたしました。

1999年に治験広告が解禁されました。シード・プランニングでは2004年に、2000年〜2003年までの治験広告を調査分析し調査レポートにまとめましたが、このときの主力は新聞広告・折込チラシでした。
それから5年たち、治験広告は折込チラシが中心になりました。またWebはアクティブな登録データベースを活用した被験者募集広告、治験広告と疾患啓発広告の両方を期待した多面的広告など、治験広告戦略はより複雑になりました。さらに、より多くの人への接触を目的にテレビ広告が始まりました。

本レポートは、実際に新聞に掲載された治験・疾病啓発広告や折込チラシとして配布された同広告の出稿実績を調査するとともに、治験広告を行っている広告代理店、Webサイト企業、新聞社、折込広告代理店、SMO、医療機関、製薬企業など治験広告に関連する企業を調査し、前回調査との比較により、今後の治験広告の方向性、今後の問題点・課題を明確にしました。

本レポートのポイントは次のページの通りです。

年別の治験広告件数／疾患啓発広告件数推移を調べました

以下の表は、朝日新聞／朝日オリコミによる本紙と折込チラシの掲載分をシード・プランニングが独自に集計したものです。
2004年以降に見られる急激な疾患啓発広告件数の増加は、例えば、過活動膀胱のように広く国民に認知されていない疾患を啓発し、治験参加を呼びかけ、最後に治療に向かわせて売上にも貢献することを期待する多目的広告の要素を含んでいます。

※朝日新聞の本紙掲載広告と朝日オリコミによる折込チラシ広告をシード・プランニングﾞが独自に集計したもの。

このほかに、以下のデータなどを掲載しています。
　◆ 企業・団体別治験広告数（2000年から2008年までの年別）
　◆ 同　　　　　疾患啓発広告数（　　　　　　同　　　　　　　　）
　※いづれも、朝日新聞の本紙掲載広告と朝日オリコミによる折込チラシ広告をシード・プランニングﾞが独自に集計したもの。

2000年から2009年までの10年間のメディア推移がわかります

2004年時点の調査と今回の調査を比較して、以下の視点で分析しています。
　◆ 紙媒体利用動向、Webサイト利用動向、クロスメディア利用動向などの媒体別利用動向
　◆ 広告種類別（治験広告、疾患啓発広告）の動向
　◆ 製薬企業、医療機関、広告業界などの業界別動向
　◆ 主要Webサイトで治験広告を行う企業の動向

【調査概要】

調査対象

新聞
折込チラシ
広告代理店
新聞社
折り込み広告会社
Webサイト
SMO、PhI実施施設
製薬会社

調査方法

1. 出稿実績の集計
   朝日新聞首都圏版（2004年〜2008年分）
   朝日オリコミ扱い首都圏への折込チラシ（2004年〜2008年分）
   Webサイト
2. 面接取材
   広告代理店
   新聞社
   オリコミ広告会社
   SMO、PhI実施施設
   製薬会社

調査期間

2009 年8月 20 日〜12 月 10 日

【レポートの概要】

レポート名

「2010年版 治験広告・疾患啓発広告の動向と今後の方向性」

レポートの構成

1. 総括編
   まとめ
2. 分析編
   1. 治験広告／疾患啓発広告の現状
   2. 治験広告の最新動向
   3. 治験広告の疾患別動向
   4. 治験市場の動向
   5. 治験広告効果分析
   6. 治験広告分析データ
   7. 治験広告／啓発広告実績データ
   8. 治験広告／啓発広告集計データ
3. 調査企業まとめと個票
   1. 取材個票まとめ
   2. 担当者コメントまとめ
   3. Webサイト個票まとめ
   4. 取材個票
   　　＜広告代理店個票＞
   　　＜新聞社個票＞
   　　＜新聞オリコミ個票＞
   　　＜Webサイト個票＞
   　　＜SMO、フェーズI実施施設　個票＞
   　　＜フリーペーパー個票＞
   5. 担当者コメント
   6. Webサイト個票
4. 参考資料
   1. 製薬企業のWebサイトによる治験募集
   2. アサツー ディ・ケイの決算報告書 　　

　　　用語解説

発刊日

2009年12月21日

体裁

書籍版とPDF版があります（A4版　147頁）

価格

210,000円（本体200,000円）
※書籍版、PDF版ともに同価格です