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業務用テレビ会議/Web会議システムの市場動向と将来予測がまとまりました。
・ 国内テレビ会議システム市場は2012年には550億円、2018年は2,024億円に
・ テレビ会議(専用端末タイプ)はHD化が進み、2009年60%、2012年97%がHD化
・ 国内市場のシェアトップは、テレビ会議がポリコム社、Web会議がブイキューブ社
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、業務用テレビ会議システム市場の動向調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
テレビ会議市場は、2002年からWeb会議の参入企業が増加し、ユーザーは用途に応じて、テレビ会議専用端末タイプ・Web会議(SIタイプ/ASPサービス)・音声会議と、使い分けるようになり、どのタイプも増加してきています。
シード・プランニングでは2003年から毎年、テレビ会議(専用端末タイプ)/Web会議(SIタイプ/ASPタイプ)/音声会議(端末/音声会議サービス)の調査を行っており、7回目の調査となる今回は、日本国内で業務用テレビ会議/Web会議/音声会議システムを製造するメーカー、それらを販売するベンダー企業81社を調査し、世界市場と日本市場の現状と将来展望についてまとめました。
本調査結果の詳細は、調査研究レポート「テレビ会議/Web会議の最新動向 〜環境対策・経済的志向で市場拡大の映像コミュニケションビジネス〜」(価格:126,000円(税込)、2010年3月18日発刊)」として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
国内テレビ会議システム市場は2012年には550億円、2018年は2,024億円に
2006年の国内市場は232億円、テレビ会議(専用端末タイプ)と音声会議サービスで75%を占める。
Web会議は全体の10%であったが、将来的には2012年で26%、2018年では全体の54%になると見込まれ、2012年にはWeb会議が専用端末タイプのテレビ会議とほぼ同じ市場規模になると予測される。
テレビ会議システム市場は、2008年の309億円から2013年685億円に、2018年には2,024億円になると予想される。
テレビ会議(専用端末タイプ)はHD化が進み、2009年60%、2012年96%がHD化
国内のテレビ会議(専用端末タイプ)のHD化は2007年から増加している。理由としては、上位メーカーのポリコム、タンバーグ、ソニー、LifeSize(日立ハイテクノロジーズ)がSDタイプから価格の高いHDタイプに製品をシフトしており、2009年には販売台数の半数がHDタイプになり、2012年には100%近くになる。
国内市場のシェアトップは、テレビ会議がポリコム社、Web会議がブイキューブ社
【テレビ会議システム(専用端末タイプ)のメーカーシェア】
世界のメーカーシェアではポリコム社、タンバーグ社が上位メーカーである。一方、日本市場はポリコム社が台数、金額ともシェア1位である。しかし2008年からHDタイプで各社市場が拡大している。
【Web会議におけるSiタイプとASPタイプとの動向】
国内市場でのSIタイプとASPタイプの動向を見ると、売上金額で2008年のASPタイプ約30%から2009年は41%に増加している。また、導入社数では2008年ASPが66%でSIが34%である。SIタイプとASPタイプの合計売上金額では、ブイキューブ、NTTアイティ、沖電気が上位メーカーである。
<調査概要>
- 調査対象品目
- テレビ会議(専用端末タイプ)、Web会議(ASPタイプ/SIタイプ)、音声会議(端末、音声サービス)、MCU(多地点接続装置)
- 調査内容
- 各社の現在の取扱商品、サービス、テレビ会議への取り組み、市場性、ユーザー動向、それに将来展望に対する見方をまとめた。
- 調査対象企業
- 日本国内で業務用テレビ会議/Web会議/音声会議メーカー、それらを販売するベンダー企業81社。調査・取材した企業のうち69社については個票を掲載した。
- 調査方法
- 訪問調査及びオープンデータ
- 調査期間
- 2009年11月〜2010年3月
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