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「2010年版 製薬企業の生産体制とアウトソーシングの動向調査」を発刊
主要製薬企業各社の生産体制、アウトソーシングの状況等、3年間の変化をまとめた
「2010年版 製薬企業の生産体制とアウトソーシングの動向調査」を発刊
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、主要製薬企業各社の生産体制、アウトソーシングの状況等、最近3年間の変化をまとめた「2010年版 製薬企業の生産体制とアウトソーシングの動向調査」を発刊いたしました。
製薬企業各社は2005年4月の新薬事法施行などを受け、生産体制を見直し、再編・分社化を推し進めてきました。アステラス製薬や第一三共は自社工場を全て分社化し、関連会社の再編も積極的に行なっています。また、エーザイがインドに原薬・製剤の生産、研究拠点を設け、武田薬品工業はアイルランドでの原薬生産拠点を一元管理体制にするなど、グローバルな視点で生産体制を最適化させる動きも見られました。
生産拠点の統廃合に加え、製造をアウトソーシングすることでコストを低減させ、効率的な生産体制の構築を目指す動きに並行して、生産の品質保証・品質管理体制の強化が進められています。
本レポートは、2008年版(2008年2月25日刊)の改訂版として、掲載40社から50社に増やし、各社の生産体制、アウトソーシング状況等、最近3年間の変化をまとめています。製薬企業と受託企業とのベストマッチングをサーポートする資料としてお役に立てるものです。
本レポートの要旨
◆ 生産拠点の統廃合
- 製薬企業とくに新薬企業は、ここ10 年の間に国内・海外の工場の統廃合・新設、分社化、生産人員の削減などを進め、生産体制は大きく変わった。
- すでに国内工場の統廃合を行った大手企業は、アステラス製薬、第一三共、田辺三菱製薬、大日本住友製薬、中外製薬、バイエル薬品、万有製薬などである。協和発酵キリンは、国内工場の統廃合を継続中である。この間、合併した企業が多いが、合併による統廃合だけでなく、多くが合併前に生産拠点の統廃合を進めていた。
- 工場の分社化では、アステラス製薬、第一三共、田辺三菱製薬、中外製薬、持田製薬は国内のすべての生産拠点が統廃合のうえ分社化された。なお、大手企業では、武田薬品やエーザイは分社化に否定的である。
◆ 海外生産拠点
- 海外の生産拠点は、ほとんどが現地向け製品の製剤・包装工場である。
- 欧米に生産拠点をもつ企業は少なく、アステラス製薬、エーザイ、大塚製薬、協和発酵キリン、塩野義製薬、ゼリア新薬、第一三共、大日本住友製薬、武田薬品、田辺三菱製薬、久光製薬、明治製菓などである。中国、インドなどアジアに生産拠点を持つ企業が多い。
- 原薬を製造しているのは、欧米ではアイルランドでアステラス製薬と武田薬品、米国でエーザイが治験薬原薬製造を行っている。中国では、明治製菓が生産拠点を設けている。また、エーザイはインドで創薬・開発・製造(原薬・製剤・包装)・販売の一貫した事業展開を進めるためエーザイ・ナレッジセンター・インドを開設した。
◆ 製造アウトソーシングの全体像
- 新薬企業は、「中間体はほとんどがアウトソーシングまたは購入している」、「原薬は、主要製品は自社生産、少量販売品(特許切れ製品)はアウトソーシングしている、または、アウトソーシングを検討している」、「製剤・包装は、主要製品は自社、または、分社工場製造、少量販売品はアウトソーシングしている、または、アウトソーシングを検討している」という傾向が強い。
- 一方、ジェネリック薬企業(GE薬企業)は、「中間体は購入」、「原薬は購入が多い」、「製剤・包装は自社製造、またはアウトソーシング」という構造である。また、ジェネリック薬企業には、製剤や中間体・原薬の受託製造を行っている企業も多い。
掲載企業
◆ 50社の個票を掲載 <50音順>
旭化成ファーマ、 あすか製薬、 アステラス製薬、 アストラゼネカ、 エーザイ、 大塚製薬、 小野薬品工業、 科研製薬、 キッセイ薬品工業、 協和発酵キリン、 杏林製薬、 グラクソ・スミスクライン、 興和、 小林化工、ザイダスファーマ(旧日本ユニバーサル)、 サノフィ・アベンティス、 沢井製薬、 参天製薬、 塩野義製薬、 ゼリア新薬工業、 第一三共、 大正製薬、 大正薬品工業、 大日本住友製薬、 大鵬薬品工業、 大洋薬品工業、 武田薬品工業、 辰巳化学、 田辺三菱製薬、 中外製薬、 長生堂製薬、 ツムラ、 テルモ、 東洋製薬化成、 東和薬品、 富山化学工業、 日医工、 日本イーライリリー、 日本化薬、 日新製薬、 日本ベーリンガーインゲルハイム、 ノバルティス ファーマ、 バイエル薬品、 万有製薬、 久光製薬、 ファイザー、 扶桑薬品工業、 マイラン製薬、 明治製菓、 持田製薬
調査項目
1. 会社概要
2. 生産体制の概要
生産関連組織図(サプライチェーン、プロセス研究、製造拠点)
3. 製造拠点の内訳
社名、工場名、所在地、規模(敷地面積・生産人員数)、生産工程、生産品目
4. 生産設備等に関する最近の動向(〜2010年)
5. アウトソーシング委託先
6. 生産体制
分社化、統合等の経緯、生産拠点配置状況、生産体制整備の方向性
7. 生産のアウトソーシング
アウトソーシング窓口、アウトソーシング状況
レポートの概要
- レポート名
- 2010年版 製薬企業の生産体制とアウトソーシングの動向調査
- 発刊日
- 2010年7月7日
- 体裁
- A4 / 236ページ
- 販売価格
- 126,000円(税込)
※上記金額は「書籍版」または「PDF版」単独での価格です。
書籍版・PDF版セットは157,500円 (税込) となります。
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担当 : 廣岡(ひろおか)