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デジタル新聞・デジタル雑誌の市場規模予測がまとまりました。
◆ デジタル新聞*1 の市場規模は2010年12億円、2016年には350億円に
◆ デジタル雑誌*2 の市場規模は2010年6億円、2016年には265億円に
◆ 成長要因はスマートフォン、タブレット端末の普及、広告ビジネスの本格化
*1 新聞をデジタル化して紙面レイアウトをインターネット配信によって表示するサービスのこと。
*2 雑誌をデジタル化して誌面レイアウトをインターネット配信によって表示するサービスのこと。
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、デジタル新聞・デジタル雑誌の市場動向と将来展望に関する調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
新聞社では、記事をウェブ上で公開するにとどまらず、過去の記事をデータベース化して提供しており、出版社でも雑誌コンテンツをインターネットで配信するビジネスを行っています。その流れの中で、新聞、雑誌の紙面・誌面をデジタル化してレイアウトどおりに表示するデジタル新聞・デジタル雑誌の配信サービスが開始されています。
スマートフォンの普及、タブレット端末の登場などによって市場拡大の下地が整い、デジタル新聞・デジタル雑誌のスマートフォン、タブレット端末向けアプリストアの活用事例が増えつつあります。
このような状況を踏まえ、デジタル新聞・デジタル雑誌の市場規模を調査し、2016年までの予測を行いました。
なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2011年版 デジタル新聞・デジタル雑誌と関連市場の動向」(価格:95,000円+消費税)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
デジタル新聞の市場規模は2016年には350億円に
デジタル新聞とは、新聞を紙面ごとにデジタル化し、インターネット配信によってペーパー版の新聞レイアウトを表示するサービスのことである。
2009年まで有料サービスを提供する事業者は少なかったが、2010年に入ってサービス数は増加し、2010年のデジタル新聞の市場規模は12億円となった。2011年以降も新聞各社による市場参入が増加することが予想され、また、デジタル新聞を表示するスマートフォン、タブレット端末の普及、広告ビジネスの本格化によって、デジタル新聞の市場規模(「配信収入」+「広告収入」)は2016年には350億円に拡大すると予測した。
なお、端末別の市場規模は特定端末向けサービスの利用額を示すものではなく、購入決済を行う端末毎の金額を推計している。
デジタル雑誌の市場規模は2016年には265億円に
デジタル雑誌とは、雑誌を誌面ごとにデジタル化し、インターネット配信によってペーパー版の雑誌レイアウトを表示するサービスのことである。
2009年までデジタル雑誌市場は本格的に立ち上がっていなかったが、2010年5月のiPadの発売を契機としてデジタル雑誌の販売は急増し、2010年の市場規模は6億円となった。今後のスマートフォン、タブレット端末の普及やこれら端末に合致したコンテンツの投入、ウェブとの連動などデジタル雑誌ならではのサービス展開、広告ビジネスの本格化により、デジタル雑誌の市場規模(「配信収入」+「広告収入」)は2016年には265億円に拡大すると予測した。
なお、端末別の市場規模は特定端末向けサービスの利用額を示すものではなく、購入決済を行う端末毎の金額を推計している。
調査概要
- 調査項目
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1) デジタル新聞の市場規模推移と予測
2) デジタル雑誌の市場規模推移と予測
3) ウェブ新聞の市場規模推移と予測
4) 新聞市場・雑誌市場の動向
5) スマートフォン市場の動向
6) タブレット端末市場の動向
7) 電子書籍に関連する動向 - 調査方法
- ヒアリング調査及び各種情報収集・分析
- 調査期間
- 2011年3月〜2011年5月
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