市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング（本社：東京都文京区　梅田佳夫社長、以下シード・プランニング）は、このほど、「再生・細胞医療支援ビジネスの動向とニーズ調査2012」を発刊いたしましたのでお知らせします。

革新的な医薬品・医療の一つとして再生医療・細胞医療の普及が期待され、国内外で積極的に研究開発が進められています。日本では自家培養皮膚の製品販売や、がん幹細胞や美容分野における自由診療等での実用化が始まっており、また、再生医療や創薬モデル細胞としての利用をめざすiPS細胞研究も加速しています。
今後、再生医療が新産業として普及するためには、再生医療研究段階・実用段階で使用する培地や培養装置、細胞の評価装置などの支援製品や細胞保存・輸送などの支援サービスの発展も欠かせないポイントとなります。

本書は、再生医療支援製品の情報をまとめるとともに、再生医療実施企業や再生医療分野の研究者の支援製品に対するニーズを調査しました。
再生医療の展望をふまえつつ、再生医療支援ビジネスの現状を把握することにより、支援ビジネスを含む再生医療全体の今後のビジネスモデルの方向性を明らかにします。

本書のポイントと概要は以下の通りです。

本書のポイント

◆ 幹細胞研究・再生医療を支援する製品・サービスの現状と開発動向がわかります。

現在、再生医療において使用されている以下の支援製品・サービスについて、現状と開発動向を取りまとめました。

① 培地
② 試薬・添加剤
　　・ FBS
　　・ FBS代替サプリメント
　　・ 増殖因子・分化誘導因子・サイトカイン
　　・ リプログラミング用キット・細胞分化誘導キット
　　・ 剥離液
　　・ 保存液
③ 足場材料
④ 培養容器
⑤ インキュベータ
⑥ フローサイトメーター
⑦ セルプロセッシングセンター（Cell processing Center；CPC）・アイソレータ
⑧ 細胞品質評価
　　・ 基礎研究における細胞品質評価
　　・ 臨床における細胞品質評価
⑨ 基礎研究及び創薬用の細胞販売・細胞バンク
　　・ 基礎研究及び創薬用の細胞販売
　　・ 細胞バンク
⑩ 自動培養装置
⑪ ベッドサイドでの細胞分離デバイスなど
⑫ 受託製造・受託サービス
⑬ 輸送

◆ 再生医療実施企業、再生医療分野の研究者のニーズを把握できます。

現在使用中の再生医療支援製品・サービスに関するニーズ、課題、将来性に関して、再生医療実施企業６社、および、再生医療分野の研究機関や大学の研究者４名にヒアリングを行い、これらをまとめました。
ヒアリング項目は以下の通りです。

① 再生医療支援製品・サービスに対するニーズ
　　・ 再生医療支援製品、サービスの選択理由、満足度、問題点、求める性能
　　　　✓ 培地
　　　　✓ 試薬・添加剤
　　　　✓ 足場材料
　　　　✓ 培養容器
　　　　✓ インキュベータ
　　　　✓ フローサイトメーター
　　　　✓ CPC・アイソレータ
　　　　✓ 細胞品質評価
　　　　✓ 基礎研究及び創薬用の細胞販売・細胞バンク
　　　　✓ 自動培養装置
　　　　✓ ベッドサイドでの細胞分離デバイス
　　　　✓ 輸送
　　　　✓ その他（製造受託サービス、非臨床受託サービスなど）
　　・ 今後あれば良いと思う再生医療支援製品やサービス
　　・ 支援製品およびサービスの価格について
① 実用化・製品化・臨床応用にあたっての障壁・困っていること
② 今後の再生医療の方向性・将来性について

◆ 再生医療支援ビジネスの将来を展望しました。

再生医療の臨床あるいは基礎研究で使用される機器・設備（インキュベータ、セルソーター、CPC・アイソレータ）および消耗品（培地、試薬・添加剤、培養容器）について国内外の市場規模を推計し、臨床に関しては市場成長予測を行いました。また、再生医療支援ビジネスの方向性についても考察しています。

　　　　（以下、本書からの抜粋）

本書の概要

レポート名

再生・細胞医療支援ビジネスの動向とニーズ調査　2012

発刊日

2012年6月8日

体裁

A4 /267ページ

販売価格

180,000円+消費税

発行

株式会社シード・プランニング

掲載項目

1. 調査概要
2. まとめ
3. 再生医療支援ビジネスの定義と 再生医療支援製品の種類
4. 再生医療支援製品・支援サービスのビジネス動向
   ・ 13項目の製品・サービスの動向
5. 再生医療実施企業、再生医療分野研究者のヒアリング結果
   ・ 再生医療支援製品・サービスに対するニーズ
   ・ 実用化・製品化・臨床応用にあたっての障壁・困っていること
   ・ 今後の再生医療の方向性・将来性について
6. 再生医療研究とビジネス動向
   ・ 国内外の再生医療に関するトピックス
   ・ 国内外の再生医療製品の上市・開発状況
   ・ 再生医療製品の市場規模（2010年）と今後の推移予測
7. 再生医療支援ビジネスの展望
   ・ 臨床（企業及び大学）における機器・設備及び消耗品の市場規模
   ・ 基礎研究（大学）における機器・設備及び消耗品の市場規模
   ・ 再生医療支援製品・サービスの市場成長予測
   ・ 再生医療支援ビジネスの方向性について
8. 再生医療支援ビジネスの 主要企業個票
   Angel Biotechnology Holdings Plc.／Bipspherix Ltd.／Cognate BioServices, Inc.／Kollodis Biosciences, Inc.／Lonza Group Ltd.／NeoStem, Inc.／R&D Systems, Inc.／Scaffdex Oy／STEMCELL Technologies, Inc.／Stemgent, Inc.／System Biosciences, Inc.／Tap Biosystems Group Plc.／Tissue Bank of France (TBF)／AGCテクノグラス株式会社／オリンパスメディカルサイエンス販売株式会社／川崎重工株式会社／グリーンホスピタルサプライ株式会社／有限会社クロモソームサイエンスラボ／株式会社細胞科学研究所／株式会社ジーシー／株式会社GPバイオサイエンス／株式会社ジェイテック／株式会社島津テクノリサーチ／住友ベークライト株式会社／株式会社セルシード／株式会社セルバンク／ソニー株式会社／タカラバイオ株式会社／株式会社ツーセル／ディナベック株式会社／株式会社ニコン／株式会社日本遺伝子研究所／株式会社日本バイオリサーチセンター／パーパス株式会社／パナソニック ヘルスケア株式会社／株式会社日立物流／株式会社日立プラントテクノロジー／古河電気工業株式会社／株式会社メディネット／ライフテクノロジーズジャパン株式会社／株式会社リプロセル