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高齢者・障害者の次世代自立支援機器調査結果
◆ 介護経験あり・元気な高齢者のニーズは、
→ 使いたいもの・・・次世代介護ベッド、見守り支援機器
→ 年寄り扱いはプライドが許さない。見た目が重要。
◆ 介護施設のニーズは、
→ 歩くことが大事。歩くことを支援するツール。
◆ 2020年の市場規模予測
→ 9,630億円と予測(今回調査の16品目の合計)。
→ パワーアシストスーツ、生活支援ロボット、次世代入浴支援機器、
次世代移乗支援機器が大きく伸びる。
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、高齢者・障害者の次世代自立支援機器と介護者・介護施設のニーズに関する調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
日本は急速に高齢化が進んでおり、「2012年版 高齢社会白書」では65歳以上の人口は、2,973万人で国民全体の23.3%を占めます。65歳以上がいる世帯は2,071万世帯(全世帯の42,6%)となります。また、一人暮らしの高齢者も増え、その人数は479万人となります。
このように、高齢者は増え続ける一方で、介護する側の重労働、低賃金、人手不足の問題はなかなか解決しません。政府は2015年度からの介護ロボット利用時の9割補助の検討をしており、2012年度からは排せつ機器を対象に補助を開始しました。
”次世代介護支援機器調査”の第3弾となる本調査では、 このような背景をふまえ、高齢者の現状とニーズ、介護施設の現状とニーズ、次世代自立支援機器16品目の動向等について調査を行いました。
なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「高齢者・障害者の次世代自立支援機器と介護者・介護施設のニーズ分析 2013」(価格:190,000円+消費税、2012年10月30日発刊)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
調査結果のポイント
◆ 介護経験あり・元気な高齢者のニーズは、
→ 使いたいもの・・・次世代介護ベッド、見守り支援機器
→ 年寄り扱いはプライドが許さない。見た目が重要。
本調査では、両親などの介護経験があり、タブレット端末やスマートフォンなど通信機器を使いこなす60歳代の元気な男女5名づつにグループインタビューを行った。
この結果、次世代自立支援機器11品目の利用意向は以下となった。
両親の介護経験からくる切実なニーズと考えられる。
◆ 2020年の市場規模予測
→ 9,630億円と予測(今回調査の16品目の合計)
→ パワーアシストスーツ、生活支援ロボット、次世代入浴支援機器、
次世代移乗支援機器が大きく伸びる。
今回調査対象としたのは以下の16品目。これらの2015年と2020年時点の市場規模を推定した。
① パワーアシストスーツ | ② 電動車いす |
③ 電動1・2輪車 | ④ 次世代移乗支援機器 |
⑤ 次世代入浴機器 | ⑥ 自動洗髪ロボット |
⑦ 食事支援機器 | ⑧ 自動排せつ処理装置 |
⑨ 見守り支援機器 | ⑩ 癒しロボット |
⑪ 高齢者向けゲーム機器 | ⑫ 次世代リハビリ機器 |
⑬ 次世代介護ベッド | ⑭ 新ベッドサイド端末 |
⑮ 生活支援ロボット | ⑯ シニア用自転車 |
2020年には2015年に比べ、パワーアシストスーツ(2015年比10.3倍)、生活支援ロボット( 同 7.1倍)、次世代入浴支援機器( 同 5.8倍)、次世代移乗支援機器( 同 5.3倍)が大きく伸びると予測される。
調査概要
- 1. 調査対象品目
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① パワーアシストスーツ ② 電動車いす ③ 電動1・2輪車 ④ 次世代移乗支援機器 ⑤ 次世代入浴機器 ⑥ 自動洗髪ロボット ⑦ 食事支援機器 ⑧ 自動排せつ処理装置 ⑨ 見守り支援機器 ⑩ 癒しロボット ⑪ 高齢者向けゲーム機器 ⑫ 次世代リハビリ機器 ⑬ 次世代介護ベッド ⑭ 新ベッドサイド端末 ⑮ 生活支援ロボット ⑯ シニア用自転車 - 2. 調査対象企業・・・9社
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自立支援機器企業ほか・・・酒井医療、産業技術総合研究所、大和ハウス工業、マクソンジャパン、ミサワホーム、マックス
介護施設・老人ホーム・病院ほか・・・プロスペクトガーデンひたちなか、悠悠いきいき倶楽部、横浜敬寿園 - 3. 調査方法
- 訪問取材及びオープンデータ調査、弊社保有データの活用
- 4. 調査時期
- 2012年6月〜2012年10月
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