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調査レポート発刊のお知らせ
2013年版
世界のITヘルスケア市場 注目ビジネス事例研究
― mHealth(*)が広げる健康ビジネスの可能性 ―
[本書のポイント]
◆ 米国を中心とした世界の医療・健康分野の注目企業/サービス30社を調査、注目事例を掲載。
◆ PHR・EHR・SNS・SMSを利用した健康ビジネスの最新動向を整理して収載
◆ 開発競争相次ぐ運動関連デバイス、生体計測デバイスの最新情報を網羅
(*)mHealth:Mobile Health。スマートフォンを使った健康情報の取得、記録、管理のこと。
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、このほど、「2013年版 世界のITヘルスケア市場 注目ビジネス事例研究― mHealthが広げる健康ビジネスの可能性 ―」を発刊いたしましたのでお知らせします。
世界のIT ヘルスケア市場は過去2 年間で安定した成長を遂げ、今後も大きな成長が期待されています。インターネットやソーシャルメディアの普及により、医療・健康情報へのアクセスが身近になり、消費者が自身の健康に積極的な関心を持ち始めてきたことは、先進諸国において共通のトレンドで、自分自身の医療・健康情報を自分で管理するとともに、医療関係者や家族や友人と情報を共有することも可能になってきました。
スマートフォンの普及はこのトレンドを加速させており、健康情報の取得、記録、管理、コミュニケーションツールとしてのスマートフォンはこの市場で欠かせないものとなってきています。
弊社では2008 年、2010 年に「米国IT ヘルスケア市場注目ビジネス事例研究」レポートを発刊してきましたが、今回はスマートフォンを使ったmHealth(Mobile Health)を中心に取り上げました。調査範囲もグローバルに広げ、英国、フランス、スイス、カナダ、韓国などの事例を取り上げ、さらに、今回初めて、南アフリカの事例も紹介しています。
本書のポイントと概要は以下の通りです。
本書のポイント
◆ 米国を中心とした世界の医療・健康分野の注目企業/サービス30社を調査、注目事例を掲載。
調査対象国は、米国、英国、フランス、スイス、カナダ、韓国、南アフリカ。
調査対象30社と注目事例は以下の通りです。詳細は本書をご覧ください。
会社名 | 注目事例 |
1.アイ・ビー・エム | スマート・コンド(生体計測・見守り) |
2.アライアンス・ヘルス・ネットワークス | ダイアビティック コネクト(SNS) |
3.アリフ | アップ バイ ジョウボーン(運動) |
4.ウィティングズ | スマート・アクティビティ・トラッカー(運動) |
5.ウェイト・ウオッチャーズ・インターナショナル | ウェイト・ウオッチャーズ(ダイエット) |
6.ウェブエムディー・ヘルス | ウェブエムディー(ヘルスポータル) |
7.ウォルグリーン・カンパニー | ウォルグリーンズ・モバイル(医薬品管理・SMS) |
8.エスケー・テレコム | 孝(見守り) |
9。カーブズ・インターナショナル | カーブズ(運動・ダイエット) |
10.カイザー・パーマネンテ | My Health Manager/KP Health Connect(PHR・EHR) |
11.キーアス | キーアス(SNS) |
12.ケンブリッジ・ヘルスケア | ハウ・アー・ユウ(ヘルスポータル・PHR) |
13.サノフィ | アイビージー・スター(生体計測機器) |
14.サムスン電子 | S Health(健康管理システム) |
15.ディーアールエックス | ディーアールエック(医薬品管理) |
16.トウェンティスリーアンドミー | トゥエンティスリーアンドミー(遺伝子検査) |
17.ナイキ | ナイキ・プラス フューエルバンド(運動) |
18.フィットビット | フィットビット・フレックス(運動) |
19.フォード・モーター | SYNC(健康管理システム) |
20.プラエケルト・ファウンデーション | テキストアラート(SMS) |
21.プラックティス・フュージョン | プラクティス・フュージョン(EHR・PHR) |
22.ヘルス・コネクト | Health-On(健康管理システム) |
23.ヘルスウェイズ | ヘルスウェイズ(健康管理プログラム) |
24.マーシー | Virtual Care Center(遠隔医療) |
25.マイ・ネット・ダイアリー | マイ・ネット・ダイアリー(ダイエット) |
26.マイクロソフト | ヘルスボールト(PHR) |
27.マッカソン | 米国最大のヘルスケア企業 (EHR・PHR) |
28.マップ・マイ・フィットネス | マップ・マイ・フィットネス(運動) |
29.ライフウオッチ | ライフウォッチ・ファイブ(生体計測機器) |
30.ワールドワン | サーモ(SNS) |
※ EHR: Electronic Health Record (電子化された医療情報)
PHR: Personal Health Record (個人の健康情報)
◆ PHR・EHR・SNS・SMSを利用した健康ビジネスの最新動向を整理して収載
オンラインでの医療・健康情報管理 (PHR とEHR)
医療分野でのIT 利用を推進することを目的とした、オバマ政権のHealth Information Technology for Economic and Clinical Health Act(HITEC)により、EHR(Electronic Health Record)やPHR(PersonalHealth Record)などの医療や健康情報の管理を行うサービスは、米国を中心に発展している。
- 米国の保険維持機構(HMO)であるカイザー・パーマネンテ(Kaiser Permanente)や医薬品卸最大手であるマッカソン(McKesson)は、EHRとPHRをダイレクトにつなげたシステムを提供しており、医師と患者間での医療情報のやり取りやコミュニケーションを可能にした。
- 無料のEHR を提供しているプラクティス・フュージョン(Practice Fusion)も、自社のEHR にPHR を組み込み、医師の許可があれば、患者は自身のEHR を参照することが可能。
- 個人向けPHR 提供企業としては、マイクロソフトが2007 年10 月から提供している“ヘルスボールト”(HealthVault)が知られている。 “ヘルスボールト”はドイツ語やフランス語などに対応し、欧州でサービスを提供するなど、グローバル展開を加速。
- 政府からの支援を受け、ヘルスポータルとPHR を提供している英国のケンブリッジ・ヘルスケア(Cambridge Healthcare)の “ハウ・アー・ユー”(How are you?)は、中国最大のポータルサイトであるSina.com と連携し、中国でもヘルスポータルのサービスを始めた。
ショートメッセージサービス(SMS)によるITヘルスケア
安価で便利なコミュニケーションツールとしてSMS も利用されている。
アフリカでは固定電話が普及しておらず、急速に携帯電話の普及が進んでおり、このSMS を利用したサービスは安価で大勢の人に行き届くサービスとして注目を集めている。
- 全米最大のドラッグストアチェーンを展開しているウォルグリーン(Walgreen)は、処方箋の再購入や店舗での処方箋の準備状況をSMSで通知するサービスを提供している。利用者は、再購入の通知がSMS で届いた時に“refill”とメッセージを送るだけで、通常利用している店舗で処方薬が準備される。同社のSMS による処方箋通知システムは、利用者が300 万人を超えている。
- 南アフリカでは、プラエケルト・ファウンデーション(Praekelt Foundation)が、慢性疾患のある患者にSMS で診療予約の情報を通知する “テキストアラート”(TxtAlert)サービスを提供している。患者は診療予約の確認だけではなく、行けなくなった場合や忘れてしまった場合に予約の変更を簡単に行うことができる。また、HIV の母子感染予防プロジェクトの一環として、生後18 カ月までの子供を持つ母親にも同サービスが提供されている。
◆ 開発競争相次ぐ運動関連デバイス、生体計測デバイスの最新情報を網羅
運動関連デバイスの開発競争が激化
日々の運動を加速度センサーなどで計測し、歩数やカロリー消費などのデータを提供するデバイスは、大手のナイキ(Nike)やスタートアップ企業であるフィットビット(Fitbit)、アリフ(Aliph)、ウィティングズ(Withings)などの企業が、無線でスマートフォンなどのモバイル機器と接続するタイプの競合製品を相次いで開発しており、競争が激化している。
多様化する生体計測デバイス
サノフィ(Sanofi)が提供する“アイビージー・スター”(iBGStar)はiPhone やiPod touch との接続が可能な小型の血糖測定器。簡単な糖尿病管理を患者や医療従事者に提供することを目的とする。
スイスのライフウォッチ(LifeWatch)が提供する“ライフウォッチ・ファイブ”(LifeWatch V)は、各種医療センサーを搭載したAndroid ベースのスマートフォンで、搭載されたセンサーにより、ECG(心電図)、体脂肪、心拍数、ストレスレベル、体温、血中酸素や血糖濃度を計測することが可能で、肥満や糖尿病など、慢性疾患のある患者をターゲットとする。他の測定機器をスマートフォンに接続しなくても、スマートフォン単機でさまざまな生体データを記録でき、日々の健康を管理することができる。
本書の概要
- レポート名
-
2013年版 世界のITヘルスケア市場 注目ビジネス事例研究
− mHealthが広げる健康ビジネスの可能性 − - 発刊日
- 2013年1月31日
- 体裁
- A4 /130ページ
- 販売価格
- 95,000円+消費税
- 発行
- 株式会社シード・プランニング
- 掲載内容
-
はじめに
調査概要
調査対象企業リスト(ロゴ付き)
Ⅰ.調査結果の一覧
1. 総括
2. 注目事例一覧
3. 企業概要
4. 事業・ビジネスモデル
Ⅱ.注目事例調査(30社掲載)
Ⅲ.世界のヘルスケア関連最新データ集
1.各国における通信事情
2.医療提供体制
3.GDPに占める医療費の割合(%)
4.各国の健康リスクの状況
5.各国の生活習慣に関わる有病率の比較
6.各国の基本情報
7.平均寿命と高齢化率
8.経済指標
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