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公開シンポジウム講演録 発刊のお知らせ
個別化医療の実現を目指すコホート研究の新展開 -講演録-
[本書のポイント]
◆ ご好評をいただいた本年6月開催の公開シンポジウム、
「個別化医療の実現を目指すコホート研究の新展開」の内容をすべてこの1冊にまとめました
◆ 日本の代表的な大規模コホート研究とバイオバンク事業はどこまで進んだかがわかります
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、このほど、本年6月に開催した公開シンポジウム「個別化医療の実現を目指すコホート研究の新展開」の講演録を発刊いたしましたのでお知らせします。
昨年2月、我が国が世界最先端の医療技術・サービスを実現し、健康寿命延伸を達成すると同時に、戦略産業として医療、医薬品、医療機器産業を育成し、日本経済再生の柱とするため、内閣官房に「健康・医療戦略室」が設置されました。
本年6月より、健康・医療戦略推進法の成立に伴い、同法に基づく法定の本部として内閣に健康・医療戦略推進本部が設置され、各省が連携し、ライフサイエンス分野の研究開発を政府一体で推進する取組が始まりました。大規模ゲノムコホート研究やバイオバンク事業の推進、統合が図られ、創薬・臨床への応用、予防医療実現への期待が高まっています。
このような背景を踏まえ、昨年に続き2回目となる本シンポジウムでは、日本の代表的なゲノムコホート研究、バイオバンク事業の責任者の方々より「個別化医療の実現へ向けた取組みと今後の展開について」講演をいただきました。
本書は、この講演内容をまとめたものです。
開催案内ポスター→
[シンポジウム概要] 日時 2014年6月6日(金) 13:00〜17:00 会場 時事通信ホール 主催 株式会社シード・プランニング |
本書のポイント
◆ ご好評をいただいた本年6月開催の公開シンポジウム、
「個別化医療の実現を目指すコホート研究の新展開」の内容をすべてこの1冊にまとめました
◆ 日本の代表的な大規模コホート研究とバイオバンク事業はどこまで進んだかがわかります
[収録内容]
主催者挨拶 株式会社シード・プランニング 代表取締役 梅田 佳夫
総合司会略歴 東北大学客員教授/横浜市立大学特任教授/東京大学特任教授
/持田製薬株式会社医薬開発本部 課長 西島 和三 氏
講演1 「大規模分子疫学コホート研究の推進と統合」
国立がん研究センター がん予防・検診研究センター センター長 津金 昌一郎 氏
昨年度(2013 年度)までの3 年間、オールジャパンでのコホート研究を目指すために、大規模コホート研究の標準プロトコールをつくり、さらに現存するコホート研究をいかに統合して行くかを検討するプロジェクト「大規模分子疫学コホート研究の推進と統合」に取り組んだ。
本日は、そこから上がって来た様々な問題点や、また、本日の講演者の中で疫学の研究者は私のみであるということもあり、より疫学研究的なお話をさせていただきたい。
このプロジェクトは、本日の総合司会である西島先生がプロジェクトディレクターを務められたプロジェクトでもある。
講演2 「東北メディカル・メガバンクプロジェクトの目標と展望」
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 機構長 山本 雅之 氏
東北メディカル・メガバンクプロジェクトでは、東日本大震災の被災地の医療復興を進めるとともに、個人の健康情報、生体試料、ゲノム・オミックス解析情報を一元的に収集・保管するバイオバンク事業とゲノムコホート事業に取り組んでいる。東北メディカル・メガバンクプロジェクトを通して、震災で増加する疾患などの発症に関わる遺伝子が同定されること、また、病気の罹患危険性が精度高く予知できるようになること、さらに、将来の個別化予防実現の基盤が形成されること、などが期待される。
昨年の前回のシンポジウムでもお話をさせていただいたが、進捗のあった部分も含めて報告をさせていただく。
講演3 「ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク(NCBN)の現状と個別化医療の実現に向けた取り組みについて」
ナショナルセンター・バイオバンクネットワークプロジェクト 代表
/国立がん研究センター 研究所 所長 中釜 斉 氏
本バイオバンク事業は、ネットワーク型・連邦型の組織形態で運営されており、各NC(ナショナルセンター:国立高度専門医療研究センター)が主体的に進めるバイオリソース整備の拡充を図るとともに、6NC 共通のバイオリソース収集の仕組みとしての共通プラットフォームを構築し、様々な医療機関、大学、企業等との共同研究の推進を、one-stop サービスの体制で支援する仕組みを構築している。
本日は、私が所属する国立がん研究センターの活動と成果を中心に、6つのNCで進められているバイオバンク事業についてお話させていただく。疾患コホートについて、患者の方から得られた試料をバンキングして、どのように使って行くかという話になる。
講演4 「オーダーメイド医療の実現プログラムの進捗と今後の展望」
オーダーメイド医療の実現プログラム・プログラムリーダー
/理化学研究所 統合生命医科学研究センター 副センター長 久保 充明 氏
「オーダーメイド医療の実現プログラム(通称:オーダーメイド医療実現化プロジェクト)」は、平成15 年度に文部科学省のリーディングプロジェクトとして開始された。本プロジェクトの最終目標は、その名が示すとおり「我が国でオーダーメイド医療を実現すること」にある。このため、本プロジェクトでは、疾患や薬剤反応性に関連する遺伝子の同定、薬剤開発や診断薬の標的分子の探索、遺伝・環境要因相互作用の探索を通じて、オーダーメイド医療・予防の実現に繋がる重要な遺伝・医療情報の解明を目指している。
パネルディスカッション
モデレータ西島 和三氏、パネリスト講演者4氏によるパネルディスカッションの模様を収録。
[掲載例]
当日使用したスライド1枚につき1ページを割り当て、その講演内容を記載している。
本書の概要
- レポート名
- 個別化医療の実現を目指すコホート研究の新展開 -講演録-
- 発刊日
- 2014年9月11日
- 体裁
- A4 /196ページ
- 販売価格
- 10,000円(本体9,260円+消費税740円)
- 発行
- 株式会社シード・プランニング
- 掲載内容
-
主催者挨拶 株式会社シード・プランニング 代表取締役 梅田 佳夫
総合司会略歴 東北大学客員教授/横浜市立大学特任教授/
東京大学特任教授/持田製薬株式会社医薬開発本部 課長 西島 和三
講演1 「大規模分子疫学コホート研究の推進と統合」
国立がん研究センター がん予防・検診研究センター センター長 津金 昌一郎
講演2 「東北メディカル・メガバンクプロジェクトの目標と展望」
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 機構長 山本 雅之
講演3 「ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク(NCBN)の現状と
個別化医療の実現に向けた取り組みについて」
ナショナルセンター・バイオバンクネットワークプロジェクト 代表
/国立がん研究センター 研究所 所長 中釜 斉
講演4 「オーダーメイド医療の実現プログラムの進捗と今後の展望」
オーダーメイド医療の実現プログラム・プログラムリーダー
/理化学研究所 統合生命医科学研究センター 副センター長 久保 充明
パネルディスカッション
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担当 : 高橋(たかはし)