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機能性表示食品制度に関する意識調査結果
全国の男女約6,000人を対象に機能性表示食品制度に関する意識を調査
◆ 9割が 「食事と健康は密接な関係がある」 と認識
→ 健康に良いと思って食べている物がある人は半数以上
→ 健康イメージの強い食材は日本の伝統的な食べ物が上位を占める
→ 健康に良いといわれる成分を多く含む食品を摂りたい人は6割以上
◆ 機能性表示食品制度開始直前の同制度の認知度は約46%
→ 20代と健康食品使用経験者の認知度高い
◆ 半数以上が 「商品のパッケージに書いてあることをよく読む」
→ わかりやすく的確な機能説明がカギ
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、株式会社イード(本社:東京都新宿区 宮川洋社長)、株式会社ロイヤリティマーケティング(本社:東京都渋谷区 長谷川剛社長)と共同で、機能性表示食品制度に関する意識調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
2015年4月、機能性表示食品が発足し、これまで、トクホ、栄養機能食品のみに許されていた食品の機能性表示の範囲が、サプリメントをはじめとする加工食品や生鮮食品にまで拡大することになりました。 幅広い食品に機能性が表示できるようになり、各方面から注目が集まっています。
では、生活者は健康を意識した食品・飲料をどのように選んで購入しているのでしょうか? また、どの食材に健康イメージが強く、どのような機能を期待しているのでしょうか? 健康機能と価格のバランスをどう考えているのでしょうか?
これらの機能性表示食品制度に関する意識を明らかにするために、全国の男女約6,000人を対象に、詳細に調査を行いました。
本調査結果の詳細は、調査研究レポート 「食品・飲料の購入実態と機能性表示食品制度に関する調査 第1巻 <全体総括編>」 として販売しております。
本書の詳細・お買い求めはこちらから ⇒ http://store.seedplanning.co.jp/itm/8634.html
調査結果のポイントは以下の通りです。
調査結果のポイント
◆ 9割が 「食事と健康は密接な関係がある」 と認識
→ 健康に良いと思って食べているものがある人は半数以上
→ 健康イメージの強い食材は日本の伝統的な食べ物が上位を占める
→ 健康に良いといわれる成分を多く含む食品を取りたい人は6割以上
機能性表示食品制度は、生鮮食品、農林水産物、加工食品をも対象とするため、本調査では「食事と健康に対する意識」、「各食材のもつ健康イメージ」、「健康に良いとされる食品の摂取意向」などを調べた。
この結果、約9割の人が「食事と健康には密接な関係がある」と認識し(図1)、5割以上の人が「健康に良いと思って食べているものがある」と回答した(図2)。
また、健康イメージの強い食材は、大豆製品、ヨーグルト、青魚、ごま、玄米、トマト、海藻類など日本の伝統的な食材が上位を占めた(図3)。これら食材は、メディアで取り上げられる機会も多く、生活者の健康意識に浸透していることがうかがえる。
健康に良いとされる成分を多く含む生鮮食品、加工食品(ヨーグルトなど)、冷凍食品の摂取意向について尋ねたところ、6割以上が摂取意向ありと回答した(図4)。
◆ 機能性表示食品制度開始直前の同制度の認知度は約46%
→ 20代と健康食品使用経験者の認知度高い
機能性表示食品制度施行直前の2015 年3 月中旬時点では、半数以上の人が、機能性表示食品制度について「まったく知らない」と回答した(図5)。
年代別に比較すると、内容も知っていると回答した人の割合が多かったのは男女の20 代だった。また、健康食品を利用したことのないグループよりも、利用したことのあるグループのほうが制度について知っている人の割合が多かった。
◆ 半数以上が 「商品のパッケージに書いてあることをよく読む」
→ わかりやすく的確な機能説明がカギ
今回の調査では、半数以上の人が、商品のパッケージをよく読んでいると回答している(図6)。
商品パッケージにどのような機能を持つ食品であるかを表示し、納得してもらえれば購入につながりやすくなる可能性があるので、パッケージに「わかりやすく的確な機能説明」を施すことがカギとなる。
調査概要
- 調査項目
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- 普段の食事について
- 健康を意識した食品の価格と購入意向
- 食料品の購入実態
- 健康のために摂取しているものの利用状況
- 生鮮食品・加工食品の購入実態と、食材/素材の健康イメージ
- 店頭で、食品や健康について確認すること
- 食品・飲料の機能性に対する考え
- 今後の利用意向(カテゴリ別) ほか
- 調査方法
- インターネットアンケート
- 調査対象者
- 全国の20〜60代男女 6,002人 ((株)ロイヤリティマーケティングのPontaリサーチ会員)
- 調査期間
- 2015年3月〜4月(回収期間:3月13日〜3月23日)
※本調査は、(株)シード・プランニング、(株)イード、(株)ロイヤリティマーケティングの3社共同調査です。
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