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調査結果

2018/01/17

-「見守り機器」ニーズ調査 第2弾 -
介護老人保健施設の「見守り機器」ニーズ 調査結果
• ベッド周辺の離床・転落センサは85%の施設で導入
• 未導入だが必要性を強く感じる機器トップ3は、
  ①居室・トイレ内の転倒検知センサ
  ②移動・位置による徘徊検知センサ
  ③排尿・排泄検知センサ

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、介護施設における「見守り機器」ニーズ調査の第2弾として介護老人保健施設にアンケート調査を行い、このほどその結果をまとめましたのでお知らせいたします。

現在、介護市場ではIoT見守りシステムや利用者と会話できるロボットなどが急速に進化し、ケアプラン作成や従事者の業務支援にもAIを活用しようとする動きが増えています。これらの技術の発展と成果は、医療・介護需要の急増が懸念される「2025年問題」の克服にも大きく貢献すると期待されます。

介護保険制度下の介護老人保健施設(老健)は、2016年9月末時点で4,241件あり、30万人以上の要介護高齢者が在所しています。現在も施設数と在所者数は増加傾向が続き、2015年度の老健における介護保険費用額は1兆3,130億円に達しました。

本調査は入居型介護施設における見守りIoT市場を俯瞰する調査の第2弾として、介護老人保健施設にアンケート調査を実施し、見守り機器・システムの導入・活用状況や今後の新規導入・増強・更新意向と要望などをまとめました。

本調査結果の詳細は、市場調査レポート「2018年版 介護老人保健施設における介護IoT見守り機器・システムのニーズ調査 ― 老健208施設の見守り機器・システムの導入・活用状況と今後のニーズ ―」として販売しています。

本書の詳細とご購入はこちら
http://store.seedplanning.co.jp/item/9896.html

調査結果のポイント、調査概要は以下の通りです。

調査結果のポイント

介護老人保健施設の「見守り機器」
  • ベッド周辺の離床・転落センサは85%の施設で導入
  • 未導入だが必要性を強く感じる機器トップ3は、
    ①居室・トイレ内の転倒検知センサ
    ②移動・位置による徘徊検知センサ
    ③排尿・排泄検知センサ

本調査では、2017年11月の登録情報をもとに、全国の介護老人福祉施設の中から、都道府県の構成比率を維持しながら無作為に 2,000 件を抽出して、アンケート調査を実施。208 件の回答を得た。回収率は10.4%。


ベッド周辺の離床・転落センサは85%の施設で導入
導入済み(試験導入含む)見守り機器トップ3

「すでに導入」されている見守り機器は、「ベッド周辺の離床・転落センサ」は 85%と、最も導入が進んでいる。次いで多かったのは「居室の映像・音声(カメラ)」、「移動・位置による徘徊検知センサ」となった。

2018年~2020年の需要予測

回答施設における「今後の導入時期」、「台数」、「予算」などから、2018年~2020年の介護老人保健施設全体の需要予測(金額・台数)を行った。

本需要予測の結果は、市場調査レポート「2018年版 介護老人保健施設における介護IoT見守り機器・システムのニーズ調査 ― 老健208施設の見守り機器・システムの導入・活用状況と今後のニーズ ―」に掲載している。


未導入だが必要性を強く感じる機器トップ3は、
  ①居室・トイレ内の転倒検知センサ
  ②移動・位置による徘徊検知センサ
  ③排尿・排泄検知センサ
未導入だが必要性を強く感じる機器トップ3 

調査概要

調査対象
調査対象: 介護老人保健施設 2,000施設
回答数 : 208 件 (回収率: 10.4%)
調査項目
(1) 回答施設の属性
(2) 職員・従事者の状況
(3) 日中および夜間のケア体制(配置人数)
(4) 定員数と入所者の状況
(5) 居室および個室の状況
(6) 施設の経営、人材確保・育成、ケア・見守り体制の状況
(7) 見守り機器・システムの導入状況、今後の導入意向
(8) 見守り機器・システムが必要な入居者の人数(台数)
(9) 今後の見守り機器・システムの導入・増強・更新予定
(10) 機器・システムの検討者と重視項目
(11) 初期導入費用と月額維持費用
(12) ケア業務や夜間の見守りに必要なセンサ情報
(13) 見守りにまつわる課題と、機器・システムに対するニーズ
■調査期間
2017年11~12月

調査結果を掲載したレポートの概要

レポート名
2018年版 介護老人保健施設における介護IoT見守り機器・システムのニーズ調査
― 老健208施設の見守り機器・システムの導入・活用状況と今後のニーズ ―
発刊日/体裁
2018/1/16  A4/194ページ
販売価格
書籍版        129,600円(税込)
書籍+PDFセット版  162,000円(税込)
目    次
はじめに
調査概要
第1章 調査結果の要約
①総括/②介護老人保健施設の全体状況/③アンケート結果の要約
第2章 アンケート結果の詳細
①アンケート調査の実施概要と回答施設の属性/②職員・従事者の状況/ ③日中および夜間のケア体制(配置人数)/④定員数と入所者の状況/ ⑤居室および個室の状況/⑥施設の経営、人材確保・育成、ケア体制の状況/ ⑦施設の経営課題と対策(自由回答)/⑧見守り機器・システムの導入状況と、 今後の導入意向/⑨見守り機器・システムが必要な入所者の人数(台数)/ ⑩見守り機器・システムの今後の新規導入および増強・更新予定/ ⑪見守り機器・システムの検討者と選定時の重視項目/⑫初期導入費用と 月額維持費用/⑬ケア業務や夜間の見守りに必要なセンサ情報/ ⑭見守りにまつわる課題、機器・システムへのニーズ(自由回答)/⑮調査票
第3章 参考資料 (関連分野の統計データ)
①人口構造の今後の変化と社会の高齢化/②社会保障給付費の将来推計/③介護保険サービスの利用者数・費用額の動向/④介護保険サービスの事業所数・従事者数・利用者数の動向
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
広報担当