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調査結果

2018/10/09

スポーツICTの市場規模予測
【調査結果のポイント】
• 2018年のスポーツICT市場は約900億円と推計
• 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け「観る」市場が急成長
• 2020以降、「観る」 市場は引き続き成長、五輪効果でスポーツ人口の増加が
 見込まれ、「する」市場、「支える」市場が緩やかに成長
• 2025年の市場規模は約9,703 億円と予測、2018年の10倍以上の伸び

市場調査・コンサルティング会社の(株)シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、スポーツICTに関する調査を行い、このほど、調査結果をまとめましたのでお知らせいたします。

2019 年ラグビーワールドカップ、2020 年東京オリンピック・パラリンピック、2121 年ワールドマスターズゲームズという、国内でのスポーツイベントの開催を控え、スポーツビジネスの機運が高まっていますが、中でも近年注目を集めているのは、スポーツにテクノロジーをかけ合わせた「Sports-Tech」の動向です。

スポーツ庁では、2025 年に国内スポーツ市場規模15.2 兆円へ拡大、その中でもIoT 活用市場については、2025 年に1.1 兆円規模を目指しています。データ分析、画像解析、AI 活用、観戦におけるVR や自由視点映像の活用、スマートスタジアムなど、「スポーツのICT 化」は非常に幅広く、スポーツICT 市場の広がりには期待が寄せられます。

本調査では、2017 年4 月にスポーツ庁が公表した「第2期スポーツ基本計画」における国民のスポーツ参画の方法である「する」、「観る」、「支える」の3分類をもとに調査を行いました。現在のスポーツICT 市場の動向を俯瞰し、2025 年までの市場規模を予測しました。

本調査結果の詳細は、市場調査レポート 『2018年版 スポーツICT活用の現状と将来展望 AI・IoT・データ分析・VR 最新技術動向』として販売しています。

本書の詳細とご購入はこちら
https://store.seedplanning.co.jp/item/10220.html

本調査結果のポイントと調査概要、および、調査結果を掲載したレポートの概要は以下の通りです。

調査結果のポイント

本調査でのスポーツICTの定義

本調査ではスポーツICT 市場を、競技力向上やトレーニング等を目的とした「する」、スタジアムのスマート化や観戦エンターテイメント性の向上等を目的とした「観る」、データ分析による戦術サポート等を目的とした「支える」の3 つに分類・定義し、企業へのヒアリング、オープンデータ等による事例研究を行い、市場規模を算出した。主な分類・定義は以下の通りとする。

主な分類・定義

「する」市場 目的の分類 …競技力向上・トレーニング、健康維持・フィットネス、その他
「観る」市場 目的の分類 …スタジアム活性化、エンターテイメント性向上、競技理解の向上、その他
「支える」市場 目的の分類 …戦術サポート、チーム・選手管理、コンディション管理・ケガ予防、大会運営支援

※ 尚、「する」と「支える」はデータ収集・分析によるソリューションが多く、目的が「競技力向上・トレーニング」あるいは「戦術サポート」の両方に当てはまるものも存在する。その場合、取得データの主な活用目的を、「個人のプレーを改善する」ためであると判断したものは「する:競技力向上・トレーニング」に、「チーム全体の動きを改善する」ためであると判断したものは「支える:戦術サポート」に分類した。

2025年までの市場予測

• 2018年のスポーツICT市場は約900億円と推計
• 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け「観る」市場が急成長
• 2020以降、「観る」 市場は引き続き成長、五輪効果でスポーツ人口の増加が
 見込まれ、「する」市場、「支える」市場が緩やかに成長
• 2025年の市場規模は約9,703 億円と予測、2018年の10倍以上の伸び

スポーツICT市場規模予測

調査の結果、2018 年のスポーツICT 市場規模を約898.4 億円、2025 年の市場規模を9,703 億円と推定した。

調査概要

調査対象
◇ヒアリング調査(10 社):
 する  株式会社ジンズ、株式会社Cerevo、RIZAP イノベーションズ株式会社
 みる  ソフトバンク株式会社、株式会社電通、株式会社横浜DeNA ベイスターズ
 支える 株式会社エムティーアイ CLIMB Factory スポーツIT カンパニー、
     株式会社SPLYZA、データスタジアム株式会社
 その他 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
◇オープンデータ・文献調査:国内46 事例、海外16 事例
調査項目
◇ヒアリング調査: 1)企業概要 2)製品・サービス概要 3)開始時期
          4)事業経緯・着眼点 5)ターゲット 6)特徴・メリット 7)価格体系
          8)規模・実績 9)プロモーション 10)顧客動向
          11)課題と今後の展開 12)市場動向・市場展望
調査方法
ヒアリング調査およびオープンデータ・文献調査
調査期間
2018 年7 月〜2018 年9 月

調査結果を掲載したレポートの概要

レポート名
『2018年版 スポーツICT活用の現状と将来展望 AI・IoT・データ分析・VR 最新技術動向』
発 刊 日
2018年9月30日
体  裁
A4 /206ページ
販売価格
書籍版        129,600円(税込)
書籍+PDF セット版  162,000円(税込)
発  行
(株)シード・プランニング
掲載内容
はじめに
調査概要
第1章 総括
 1.本レポートについて
 2.行政動向
 3.スポーツICT活用の動向
 4.スポーツICT市場規模予測
第2章 ヒアリング・事例研究の結果
 1.ヒアリング調査の結果
  (1)概要と特徴
  (2)提供先・プロモーション
  (3)価格体系・実績
  (4)今後の展開・スポーツICT関連市場の見解
 2.事例研究の結果
  (1)国内事例
  (2)海外事例
第3章 ヒアリング調査個票 
 <五十音順>
 【する】編
  ジンズ/Cerevo/RIZAPイノベーションズ
 【観る】編
  ソフトバンク/電通/横浜DeNAベイスターズ
 【支える】編
  エムティーアイ CLIMB Factory スポーツITカンパニー/SPLYZA/データスタジアム
 【その他】
  エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
第4章 国内事例研究個票
 【する】編
  アクロディア/アシックス・DKH/MTG – 1/カシオ計算機/スポーツセンシング – 1/
  ソニー – 1/ソニー – 2/フェンリル – 1/フェンリル – 2/美津濃 – 1/美津濃 – 2/
  富士通 – 1/MTG – 2/フュービック/ブリヂストンスポーツ/ルネサンス/
  エヌ・ティ・ティ・データ
 【観る】編
  キヤノン/KDDI総合研究所/ジェイ・スポーツ/Supership・KDDI/ピクセラ/
  NTTドコモ/Qoncept/日本電信電話/パナソニック – 1/playground/シャープ/
  グラッドキューブ/Sports AI
【支える】編
  スカイロボット/東芝デジタルソリューションズ/バスケプラス/フェンリル – 3/
  primesap/LIGHTz/スポーツセンシング – 2/ユーフォリア/Xenoma/
  東レ・日本電信電話/ハモンスポーツマーケティング/Oceans/ライフスポーツ/
  日本電気/パナソニック – 2/富士通 - 2
第5章 海外事例研究個票
  BABOLAT(フランス)/EON Sports VR(アメリカ)/JingleTek(台湾)/
  MySwing Golf(アメリカ)/Salted Venture(韓国)/NIKE(アメリカ)/
  VOGO(フランス)/Catapult Group International(オーストラリア)/
  The Gatorade(アメリカ)/Smart Design(アメリカ)/HP(アメリカ)/
  MLB Advanced Media(アメリカ)/NEX Team(アメリカ)/SAP(ドイツ) - 1/
  SAP(ドイツ) - 2/SPORTLOGiQ(カナダ)/StretchSense(ニュージーランド)
第6章 参考資料
 1.スポーツ庁予算
 2.オリンピック・パラリンピックにおけるICT活用
 3.平成29年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
広報担当