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シード・プランニング、HRテクノロジーの市場規模を算出
◆2019年のHRテクノロジー市場規模は1,199億円、前年比130%
◆2023年には2,504億円、2019年比約2.1倍に成長
株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、HRテクノロジーに関する最新動向について調査を行い、このほど、その結果をまとめしたのでお知らせいたします。
日本における労働力人口の減少を背景に、企業の労働力確保に対する需要はますます高まりつつあります。
企業の人事部門は、従来の採用・労務管理などにとどまらず、働き手に対するマーケティング視点を持ち、採用、人材育成、組織開発などにおいて、応募者体験や雇用者体験の最大化を図り、成果を挙げることが求められつつあります。
インターネットやスマートフォン、クラウドサービスの普及とともに人事向けのソリューションのIT化が急速に進み、AIを取り込んだ新しいテクノロジーが発展を続けており、HRテックという言葉とともに、新しい経済性を伴った市場形成が進みつつあります。
本調査では、人材育成や採用活動、人事評価などの人事領域の施策や業務全般につき、それらの効率化、精緻化、高度化を行うためのIT技術を用いたクラウドサービスをHRテクノロジーと定義、その機能に応じて独自に分類を行い対象とするサービスにより構成される市場規模を独自に算出、2023年までの将来予測を行いました。
http://store.seedplanning.co.jp/itm/10536.html
調査結果のポイント
◆2019年のHRテクノロジー市場規模は1,199億円、前年比130%
労働市場における流動化や生産年齢人口の減少、デジタルトランスフォーメーション化の進展とともに大きく変化しつつある企業の人材需要の多様化などを背景に、企業の人事活動のあり方が大きく変化。これに合わせて、人事部門において求められる役割もまた変わりつつあり、より戦略的かつ効率的な活動が求められている。
このような社会環境の変化に合わせて、企業の人事業務全般における効率化、精緻化、高度化ニーズが高まっている。
ITテクノロジーやクラウド、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの普及が、2010年代後半以降企業の需要に応える様々なサービスの登場と普及を後押ししている。
これらを背景HRテクノロジーの市場規模は、近年急速に需要が拡大、2019年の市場規模は1,199億円、前年比130%と推測さる。
◆2023年には2,504億円、2019年比約2.1倍に成長
採用・配置領域においては、検索型の求人サービスのほか、AIや機械学習を活用したマッチング機能を持つサービスの需要が拡大。採用活動に対するさらなる効率化需要を背景に、従来型の人手を介したリクルーティング支援サービスからのリプレース需要が大きく後押しし、中長期的に高い水準の成長が予想される。
人材開発・組織開発領域においては、ITテクノロジーを軸とした、新しい経済性を伴った需要拡大がみられる。先進的な企業における導入事例の共有化が進み、今後さらなる普及が進むことが予想される。
勤怠・労務・給与管理などの領域においては、業務の効率化を目的としたクラウドサービスの普及が進展。行政サービスとのIT連携も進んでおり、今後も継続的な需要拡大が予想される。
これらを背景に、2023年の市場規模は、2019年比約2.1倍の2,504億円に達すると予想される。
なお、本調査結果の詳細は、2019年11月15日発刊の市場調査レポート「HRテクノロジーの現状と将来展望 2020年版」(人事ソリューション・エヴァンジェリスト 民岡 良 /シード・プランニング 共著)において報告しております。
調査概要
- 調査テーマ
- HRテクノロジーの現状と将来展望 2020年版
- 調査目的
- 成長を続けるHRテクノロジー市場全体を俯瞰し、体系的な理解と将来の見通しを示すとともに、HRテクノロジーの詳細な解説や、主要事業者の詳細な情報を提供することを目的とする。
- 調査項目
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・HRテクノロジーの定義
・市場規模
・需要の背景
・参入企業
・業界トレンド
・課題
・今後の方向性
・主要14社の動向 - 調査方法
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・HRテクノロジー主要14社へのヒアリング
・オープンデータの収集 - 調査期間
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2019年1月〜2019年10月
本件に関するお問合せ先株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
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E-mail : info@seedplanning.co.jp
広報担当