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調査結果
法人向け名刺管理サービスの市場動向
法人向け名刺管理サービスの市場は、
→ 2022 年に140 億円の市場になると予測(2018 年113.5 億円)
→ 今後、クラウドサービスの普及で、SFA/CRM と連携する
名刺管理サービスはさらに拡大する可能性
→ シェアトップ3 は
「Sansan」「ハンモック」「キヤノンエスキースシステム」
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は法人向け名刺管理サービスに関する調査を行い、このほどその結果をまとめましたのでお知らせいたします。
名刺管理サービス市場は年々大きくなり、CRM(顧客管理システム)、SFA(営業支援システム)、クラウドサービス、グループウェア、ビジネスSNS など多くのソリューションに連携する市場になってきました。
名刺管理業界は、2010 年頃よりSansan がけん引し、業界全体の知名度が上がりました。国内業界では、20 社以上が参入しており、主要企業のうち半数が2013 年以降に参入しました。業界のトップのSansan を筆頭にキヤノン系列のキヤノンエスキースシステム、ヤマト運輸系列のヤマトシステム開発、セールスフォース・ドットコム代理店のサンブリッジ、独立系のハンモックなど特色のある企業が参入しています。
また、近年名刺管理サービス単体より、CRM/SFA との関連ビジネスを展開する企業が増えています。
本調査は名刺管理サービスの第6 弾で、業界動向、参入動向、参入時期、ビジネスモデル、市場規模動向、CRM/SFA との関連を調査しました。
なお、本調査結果の詳細は、市場調査レポート「名刺管理サービスの市場とSFA/CRMビジネス2020 ~名刺管理サービスの最新動向とSFA(営業支援システム)、CRM(顧客管理システム)の関係動向~」として販売しています。
http://store.seedplanning.co.jp/item/10595.html
調査結果のポイント、調査概要は以下の通りです。
調査結果のポイント
2022 年に140 億円の市場になると予測(2018 年113.5 億円)
法人向け名刺管理サービス市場は2000 年代後半から市場が立ち上がった。
それまでは名刺管理ビジネスの中の1分野として名刺のデジタル化サービスの位置付けであったが、2007 年、Sansanの参入に伴い、新たな市場が生まれた。
その後、2010 年には8 社が参入、2011 年から2012 年には3 社の参入と1社の撤退があり、2013年から2016 年には撤退企業が出始め、2017 年以降の新規参入はない。2019 年9 月現在の稼働企業は22 社。
名刺管理サービスの市場規模は、2010 年の6.4 億円から、2014 年20 億8,000 万円、2018 年は110 億円をこえた。2010 年から2018 年で約18 倍に市場が広がった。業界No1 のSansan の売上増と2 番手以降の会社の伸びが要因と言える。
2017 年調査のSFA/CRM 対応状況と2019 年調査のSFA/CRM 対応状況を比較すると以下のようになる。
今後も、名刺管理サービスの単体市場よりもSFA/CRM と連携する名刺管理サービスの市場が拡大すると思われる。
2018 年のトップ3 企業は前回調査(2017 年)と変わらず、Sansan、ハンモック、キヤノンエスキースシステムの順。名刺管理サービスを牽引するSansan は8 割以上のシェアがある。
調査概要
- 調査対象法人向け名刺管理サービスを行っている企業
-
<直接取材した企業>
(1)キヤノンエスキースシステム (2)サンブリッジ (3)Sansan
(4)Phone Appli (5)ハンモック (6)富士ゼロックス
(7)ヤマトシステム開発
<公開情報をもとに調査した企業>
(8)アイエックス・ナレッジ (9)アイネクスト (10)アジルコア
(11)エスプリ (12)eBASE (13)NTT データNJK
(14)JBCC (15)鈴与シンワート (16)東海ソフト
(17)ナレッジスイート (18)もぐら
合計18 社 - 調査方法
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・ 弊社データーベース及びオープンデータの活用
・訪問取材及び電話・メール取材 - 調査期間
- 2019 年9 月〜2020 年1 月
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広報担当