介護予防・地域リハビリにおける先進事例〜くまもと健康支援研究所〜

平成27年度の介護報酬改定では、要支援1・2の予防給付が地域支援事業（新しい総合事業）に移行になり、地域の多様な担い手によって介護予防サービスが提供されるようになります。現在、地域の資源を生かし、切れ目のないサービスを提供するために、全国の保険者がさまざまな計画を立てています。くまもと健康支援研究所は「公費事業である介護予防事業から卒業し、自費で健康づくりを継続するモデル」を作り、九州を中心とした自治体にこのモデルを拡大する、熊本大学発のベンチャー企業。運動施設を利用することによってポイントが貯まり、そのポイントを地域で利用できるなど、さまざまな施策で健康づくりを中心にした地域活性化に取り組んでいます。
第6回の地域包括ケアシステム研究会では、くまもと健康支援研究所の松尾　洋代表にご講演いただきます。

大学卒業後、株式会社クラレにおいて介護ショップの事業化を皮切りに、株式会社三菱総合研究所において介護・医療分野を担当。明治生命グループ（現明治安田生命保険相互会社）において、介護および医療分野を担当、２事業会社を設立。2007年10月セントケア・ホールディングに入社、新規事業開発ならびに訪問看護事業部門の責任者として、新規保険会社の設立や、最大規模の訪問看護ネットワークを構築。1998年には「医療・介護・健康・社会保障全般に関する知識習得、事業戦略を前向きに研究すること」を目的とした「医療介護共同研究会」を設立、現会長。