認知症情報学〜認知症とともに生きる社会実現に向けた人間中心の『人工知能』と『情報学』

認知症患者は2025年には700万人を超えると推計されており、認知症の人を支え、より良く生きていくための環境整備、認知症の早期介入や予防が大きな課題となっています。こうした課題に対して人工知能技術や情報学を駆使しながら、認知症の人が安心して暮らせる社会を目指しているのが「認知症情報学」です。
第5回地域包括ケアシステム研究会では、認知症の人とのコミュニケーション技術に焦点を当て、この分野の第一人者である静岡大学大学院総合科学技術研究科（情報学専攻）　竹林洋一教授にご講演いただきます。認知症ケア技術「ユマニチュード」の有効性を科学的に評価する研究をはじめ、認知症情報学についてご紹介いただき、参加者を交えてディスカッションを行います。

大学卒業後、株式会社クラレにおいて介護ショップの事業化を皮切りに、株式会社三菱総合研究所において介護・医療分野を担当。明治生命グループ（現明治安田生命保険相互会社）において、介護および医療分野を担当、2事業会社を設立。2007年10月セントケア・ホールディングに入社、新規事業開発ならびに訪問看護事業部門の責任者として、新規保険会社の設立や、最大規模の訪問看護ネットワークを構築。1998年には「医療・介護・健康・社会保障全般に関する知識習得、事業戦略を前向きに研究すること」を目的とした「医療介護共同研究会」を設立、現会長。