調査団が見た! 最新・イスラエルのサイバーセキュリティ技術開発動向とベンチャー企業育成支援体制

シード・プランニングでは、サイバーセキュリティの世界的な最新動向を把握すべく、2016年に「イスラエルのサイバーセキュリティ・ソリューション企業のビジネスモデルと日本の情報セキュリティ市場動向に関する調査」、また2017年には「イスラエルにおけるサイバーセキュリティ・ソリューションのベンチャー企業調査」の各レポートを発刊いたしました。

そして同年6月には、現地のサイバーセキュリティ関連機関を訪問する視察ツアーを実施。情報通信研究機構（NICT）を始めとする国立の研究機関や民間企業の第一線で活躍する方々で構成された視察団を率いて、現地の関連ベンチャー企業や研究所、さらには政府機関を訪問しました。

本フォーラムでは、本視察中に得た最新情報や考察を一挙公開。日本企業も参考にできる、イスラエルの技術開発動向とベンチャー企業育成支援体制の紹介を中心に様々な情報を提供いたします。

また世界トップレベルのサイバーセキュリティ技術を持つイスラエルのIAI（イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ）社が提供するシステムを使った「サイバーナレッジアカデミー」を運営する大日本印刷株式会社様を特別講師として迎え、同国のサイバー攻撃対策人材の養成方法などについてお話いただく予定です。

今回の視察団はイスラエル大使館経済部と西日本イスラエル貿易事務所及び日本イスラエル商工会議所関西本部の全面的な協力を得て、 現地の展示会、大学、企業、企業支援組織などを訪問しました。
本視察を通じて得た知見を基として、国を挙げてサイバーセキュリティ企業を生み出し応援するイスラエルならではの体制と、そこから生み出された特長のある技術について解説します。

すでにイスラエルの企業と連携し、日本でサイバーセキュリティ対策サービスを展開している大日本印刷株式会社様に、同国のサイバー攻撃対策人材の養成方法などについてお話いただきます。
本物のサイバー攻撃を再現した攻撃シナリオで繰り返しトレーニングする訓練システム イスラエルIAI社製の「TAME Range（テイムレンジ）」を導入。
同社は現在、IT系技術者を対象にした基礎演習コース／実践演習コースに加え、産業制御系（SCADA）コースやホワイトハッカー向けコースなどを展開。すでに情報通信や航空、電力、化学業界の他、中央官庁など幅広い分野で受講されています。
その独自のシステムをご紹介いただく予定です。