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2016年までの携帯電話市場の将来動向がまとまりました。
◆ 2016年度の携帯電話市場は1億4,600万加入(2010年比1.22倍)になると予測。
◆ スマートフォンが急増し、2016年度末累積加入は7,000万加入(全携帯電話に占める割合は47.9%)。
データ通信端末が1,800万台( 同12.3%)、ハンドセット/フィーチャーフォンは5,793万台
( 同 39.7%)と予想。
◆ スマートフォンOSはAndroidが53.9%と過半を占める。
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、携帯電話の将来動向調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
2010年度の携帯電話加入純増数は735万加入となり、8年ぶりの高水準となりました。スマートフォンが対前年比3倍、770万台の販売となり、直近の数ヶ月間は端末販売比率の4割がスマートフォンでした。また、2010年度端末販売台数4,249万台のうち、海外メーカー(ソニー・エリクソン含)が33%のシェアとなるなど、メーカーシェアが変動し、国内メーカーの再編統合の流れが加速しました。
こうした中で、各キャリア、各メーカー、販売代理店、及びインフラ関連ベンダー等の事業戦略がどうなっていくのかが注目されています。
本調査では、携帯電話シリーズNo. 17として、経年変化、定点観測を基軸にしながら、各キャリア、各メーカー、販売代理店、インフラベンダー等の動向を中心に将来動向を分析、2016年までの市場予測を行いました。
なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2011年版 携帯電話市場の将来動向分析 −加入数、端末、キャリア、メーカー、流通、インフラ、サービス、 携帯電話関連市場動向分析の系統的な分析レポート−」(価格:120,000円+消費税、2011年5月12日発刊)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
2016年度の携帯電話市場は1億4,600万加入(2010年比1.22倍)と予測。
スマートフォンが急増し、2016年度末累積加入は7,000万加入(全携帯電話に占める割合は47.9%)。データ通信端末が1,800万台( 同12.3%)、ハンドセット/フィーチャーフォンは5,793万台( 同 39.7%)と予想。
2010 年度は、735 万純増加入数となり、8 年ぶりの高水準となった。スマートフォン端末が対前年比約3 倍の770 万台販売したこと、データ通信端末増加等が主な増加要因になっている。2010 年度において、携帯電話人口普及率は94%に達しており、今後は2 台目需要や法人需要拡大が重要となってくる。
2011 年度以降は、スマートフォン及びデータ通信端末等が伸長するものと想定している。一方、LTE/3G以外の携帯電話の減少から、2011年度の純増加入数は、2010 年度の735万加入から130 万加入前後低下し600万加入前後となり、その後は徐々に減少し、2016 年度では前年比320 万加入増となる想定。 「次世代PHS」については含めていない。
スマートフォンOSはAndroidが53.9%と過半を占める。
調査概要
- 調査内容
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(1) 携帯電話市場予測(2010 年度実績〜2016 年度まで)
・ 加入数の方式別予測/端末形態別加入予測
・ 端末販売台数予測/端末形態別販売台数
・ 携帯電話業界の市場規模
・ インフラネットワーク市場/販売流通市場/設備投資CAPEX/営業費用OPEX
・ 予測シナリオ/標準、高位、低位
・ サービスの動向
(2) キャリアの動向
NTT ドコモ、KDDI・au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル、ウィルコム、UQ コミュニケーションズ
(3) メーカー・端末の動向
・ メーカー出荷台数、シェア、(2010 年度実績、2011 年度予想)
・ メーカー各社の戦略/海外メーカーの動向
・ 端末サイクル、スマートフォンの動向
(4) 流通動向
・ 2010 動向、2011 年度以降の動向
・ 販売インセンティブの動向
・ 携帯電話販売代理店の売上高/利益、人員体制、ショップ、販売ルート、法人営業、
モバイルコンテンツ事業、新規事業の取組み etc - 調査方法
- ヒアリング調査、及び各種情報収集分析により作成
- 調査期間
- 2011 年3 月〜5 月
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